間違いやすい・毒キノコ! |
クサウラベニタケ(イッポンシメジ科)
特徴としては傘径3〜5cm・柄の長さ5〜10cmの大きさで、
有毒で死亡例もある。
食用のホンシメジやウラベニホテイシメジと
よく似ており、中毒例が多い。
毒成分は、溶血性タンパク、コリン、ムスカリン、
ムスカリジン。消化器系の食中毒を起こす。
中毒症状としては腹痛、嘔吐、
下痢等の胃腸障害を起こします。
鑑別法としてはホンシメジ、ウラベニホテイシメジ
では柄が中実であるのに対し、クサウラベニタケは
柄が中空程度の差で、区別が難しいので注意を要します。
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ドクツルタケ(テングタケ科)
全体的に白色で写真のように柄の上部にツバがあり、
根元には袋状のツボがあります。
中毒症状としては食してから6〜8時間後に、
嘔吐、下痢、腹痛、倦怠感が非常に強く現れ、
場合によっては死にいたることもあります。
同じ仲間にはシロタマゴテングタケ、タマゴテングタケなどの
猛毒のきのこが多く、死亡率は非常に高いものです。
鑑別法として、このきのこの仲間は殆どが柄に
ツバと根元にツボを持っています。
しかし、ツボに関して地中に埋もれているため
掘って確認する必要があります。
このようにツバやツボがあるものは
危険度の高いきのこが多いので、
食べない方がよいと考えられます。
例外としてタマゴタケ、ツルタケなどの
食用きのこもあります。
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ツキヨタケ(シメジ科)
全国的にも最も多い中毒例を示すきのこです。
ブナなどの倒木・枯木に発生するきのこで
形は半円形又は腎臓形を示し、柄は短く、
ひだに発光性があり、暗所では青白い 光を放ちます。
中毒症状としては、
胃腸障害型で間違って口にしますと
30分〜2時間以内に嘔吐・腹痛など症状が現れます。
鑑別法としては
きのこを縦に裂くと茎の根元の肉質に紫黒色の
斑があることから判別ができます。
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