ジュールの法則 |
長男の勉強している所をちょいと見ると、なにやらむずかしそうな問題をやっている・・・
聞かれて、教えられないと困るぞなもし・・・、おいらが中学の時こんなのやったかなぁ〜・・・
電熱線に電流を流すと電熱線は発熱する、この時の発熱する熱エネルギーを求める場合、
ジュールの法則を用いるらしい・・・
ジュールの法則
電熱線に電圧E(V)を加え、I(A)の電流を t(秒)流したときの発生する熱エネルギー(J)
発生する熱エネルギー(J)=電圧E(V)×電流 I(A)×時間 t(秒)
または(J) =電力P(W)×時間 t(秒) ・・・{電力P(W)=E(V)×I(A)}
熱量の単位にカロリー(cal)を使ったジュールの法則
電熱線に電圧E(V)を加え、I(A)の電流を t(秒)流したときの発熱量Q(cal)を求める場合
発熱量Q(cal)=0.24×電圧E(V)×電流 I(A)×時間 t(秒)
またはQ(cal)=0.24×電力P(W)×時間 t(秒) ・・・{電力P(W)=E(V)×I(A)}
ジュールの法則を、1cal=4.2Jで換算した公式で、この公式を覚えておけば、発熱量を求める計算ができます。
ちなみに・・・
300Wの電熱線に電流を20秒流したときの発熱量は何cal ?
電力P=500(W)、時間 t=10(秒)を入れると、
=0.24×P(W)×t(秒)
=0.24×300(W)×20(秒)=1440(cal) A・・・1440cal
15Ωの電熱線に3.0Aの電流を5分間流したときの発熱量は何cal ?
E=RI 電圧E(V)=R(Ω)×I(A)
=15×3.0
=45(V)
電圧 ・・・45(V)
1分は60秒 t=60(秒)×5=300(秒) 時間 ・・・300(秒)、
発熱量Q(cal) =0.24×45(V)×3.0(A)×300(秒) =9720(cal)
A・・・9720cal
消費電力を求める。
消費電力(電力)P、単位はW(ワット)、kW(キロワット) ・・・1kW=1000W
電力P(W)=電圧E(V)×電流 I (A)で求める事が出来る。
500Wの電熱器をコンセントにつないだ場合、次の値を求めると・・・
1・電熱器には何Aの電流が流れるか。
2・電熱器の抵抗は何Ωか。
家庭用の電源はほとんどの場合、100Vなので、100Vとして計算すると・・・
1、 I=P÷E=500(W)÷100(V)=5(A) A・・・5A
2、R=E÷I=100(V)÷5(A) =20(Ω) A・・・20Ω
発熱量は電力と時間に比例する・水の上昇温度は電力と時間に比例する。
電力量(消費電力量)・・・使った(消費した)電気の量を表す、
電力量は、使用時間が多いほど大きくなって行くので、電力量は電力に時間をかけたものになります、
単位はWh(ワット時)、kWh(キロワット時)を使用します。
なんで、毎月の電気料金はこの消費電力量(kWh)から計算されて請求されているんですな・・・
電力量(Wh)=電力P(W)×時間(時)
100Wの白熱電球を毎日5時間つけたとき、30日間の電力量は何kWhになると思いますか?
一日では、100(W)×5(h)=500(Wh)
30日間では、500(Wh)×30(日)=15000(Wh)=15(kWh) A・・・15kWh
20Ωの電熱線に100Vの電圧をかけた場合なんですがのぉ〜
1・電熱線に流れる電流は何Aになるか?
2・電熱線の電力は何Wになるか?
3・電熱線を30分間電流を流した場合、電力量は何Whになるか?
1、100(V)÷20(Ω)=5(A) A・・・5(A)
2、100(V)×5(A)=500(W) A・・・500(W)
3、500(W)×0.5(h)=250(Wh) A・・・250(Wh)
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